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【まとめ】過去5度あった沢村賞該当なしってどんな年?2019該当なしは妥当?

 

10月21日に2019年度の沢村賞が発表されました。

今年は2000年以来19年ぶりに「該当者なし」となりました。

今まで過去5度あった該当なしと年ってどんな年だったのか、調べてみました。





沢村賞って?選考の基準はどうなってる?

沢村賞とは?

故沢村栄治氏の功績をたたえ、1947年に制定。

同賞受賞者または同等の成績を挙げた投手で、現役を退いた5人を中心とする選考委員会で決定。

当初はセ・リーグ投手を対象にしたが、89年から両リーグが対象。

受賞者には金杯と副賞300万円が贈られる。

(沢村賞選考委員:平松政次、堀内恒夫、村田兆治、北別府学、山田久志)

引用:日刊スポーツ

簡単に言えば、そのシーズンで最も良い成績を残した投手に贈られる栄誉ある賞といった感じでしょうか。

2001年以降の受賞者をみてみると、前田健太やダルビッシュ、松坂大輔、菅野智之など球界を代表するスター選手が多く受賞していますね。

これを受賞したいと頑張る若手投手も多いと思います。

沢村賞の選考基準は?

原則的な選考基準は以下の7項目です。

  1. 15勝以上
  2. 150奪三振以上
  3. 10完投以上
  4. 防御率2・50以下
  5. 投球回200以上
  6. 登板25試合以上
  7. 勝率6割以上

また投手分業制を鑑み、2018年からは先発7回以上、自責点3以下だった試合の割合を示す「日本版クオリティー・スタート(仮称=QS)の達成率」も考慮の対象になっています。





【まとめ】過去5度あった沢村賞該当なしってどんな年?

過去5度あった該当なしの年で、候補にあがった選手の成績をまとめました。

1971年

平松政次(大洋)

15勝以上 17勝
150奪三振以上 153奪三振
10完投以上 11完投
防御率2・50以下 防御率2.23
投球回200以上 279回
登板25試合以上 43試合登板
勝率6割以上 勝率.567 ×

江夏 豊(阪神)

15勝以上 15勝
150奪三振以上 267奪三振
10完投以上 16完投
防御率2・50以下 防御率2.39
投球回200以上 263.2回
登板25試合以上 45試合登板
勝率6割以上 勝率.517 ×

 

当時、全項目を満たしていない場合の判定がかなり渋かったそうです。

この年は平松と江夏の2人が6項目をクリアしたが、勝率で届かずに『該当者なし』の決定が下されました。

ちなみにパ・リーグでは阪急の山田が7つの項目全てをクリアしているが、当時はセ・リーグのみの表彰であったため受賞にはなりませんでした。

山田久志(阪急)

15勝以上 22勝
150奪三振以上 189奪三振
10完投以上 16完投
防御率2・50以下 防御率2.37
投球回200以上 270回
登板25試合以上 46試合登板
勝率6割以上 勝率.786

1980年

江川 卓(巨人)

15勝以上 16勝
150奪三振以上 219奪三振
10完投以上 18完投
防御率2・50以下 防御率2.48
投球回200以上 261.1回
登板25試合以上 34試合登板
勝率6割以上 勝率.571 ×

この年は江川が6項目をクリアしたが、勝率で届かずに受賞を逃し、引退しています。

また日本ハムの木田勇が全項目達成したが、パリーグのため受賞になりませんでした。

木田 勇(日本ハム)

15勝以上 22勝
150奪三振以上 225奪三振
10完投以上 19完投
防御率2・50以下 防御率2.28
投球回200以上 253回
登板25試合以上 40試合登板
勝率6割以上 勝率.733

1984年

郭 源治(中日)

15勝以上 13勝 ×
150奪三振以上 170奪三振
10完投以上 11完投
防御率2・50以下 防御率3.42 ×
投球回200以上 216回
登板25試合以上 34試合登板
勝率6割以上 勝率.542 ×

このころから徐々にハードルが高くなってきました。

最も近いところにいたといえるのは、4項目クリアの郭源治くらいでした。

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またパ・リーグでもこの年は今井雄太郎(阪急)らの5項目クリアが最高となりました。

2000年

松坂大輔(西武)

15勝以上 14勝 ×
150奪三振以上 144奪三振 ×
10完投以上 6完投 ×
防御率2・50以下 防御率3.97 ×
投球回200以上 167回 ×
登板25試合以上 27試合登板
勝率6割以上 勝率.667

 

4項目以上をクリアした選手がいなかった年。

セ・リーグの防御率トップが項目を満たしていない2.60となり、15勝以上を挙げた投手もゼロでした。

パ・リーグも防御率トップは3.27であり、勝利数も14が最高。

奪三振でも150を上回った投手がおらず、完投数10以上は両リーグ合わせてひとりもいないという状態でした。

候補に挙がった松坂大輔でさえも上記の成績でした。

2019年

有原航平(日ハム)

15勝以上 15勝
150奪三振以上 161奪三振
10完投以上 1完投 ×
防御率2・50以下 防御率2.46
投球回200以上 164.1回 ×
登板25試合以上 24試合登板 ×
勝率6割以上 勝率.652

 

山口俊(巨人)

15勝以上 15勝
150奪三振以上 188奪三振
10完投以上 0完投 ×
防御率2・50以下 防御率2.91 ×
投球回200以上 170回 ×
登板25試合以上 26試合登板
勝率6割以上 勝率.789

 

2人とも4項目はクリアしていますが、完投数が圧倒的に足りないですね。

では、2019年の該当なしは妥当だったのか世間の声をまとめました。





2019該当なしは妥当?

19年ぶりのため、該当なしに驚いている人や、妥当と考えている人が多かったです。

一方で、毎年誰かにあげてもいいのでは?と言った意見もありました。

また現在は、怪我させないことなども考慮され途中で投手交代することも多いですよね。

そのため沢村賞の基準に疑問を抱く意見もありました。





まとめ

過去に5度あった沢村賞該当なしの年について、2019年の該当なしに対する世間の声をまとめました。

19年ぶりの該当なしだったため、該当なしという概念そのものにびっくりされた方もいたようです。

来年は、誰かが受賞できるといいですね。